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「テトラ帯に行ったのに、全然釣れなかった…」そんな経験ありませんか?穴釣りって一見カンタンそうに見えて、実はどの穴を選ぶか・どう仕掛けを入れるかで釣果が激変する奥深い釣りなんです。
特に冬場は魚の動きが鈍くなるからこそ、アプローチの正確さが問われます。「テトラに穴があるのはわかるけど、どこに入れればいいの?」という疑問、この記事でスッキリ解消しましょう。
📋 この記事でわかること
- 冬にカサゴが釣れる理由と狙うべき時間帯
- テトラ帯での「当たり穴」の見つけ方
- 穴釣り仕掛けの作り方と仕掛け用語の基本
- エサの選び方・誘い方・バラさないための取り込みのコツ
🏆 結論:冬のカサゴ穴釣りはこれが答えです
冬のテトラ帯カサゴ穴釣りで釣果を上げる最大のコツは、「光が当たらない暗い穴の奥底にエサを落とし込み、底でじっと待つこと」。タナ(エサの深さ)を正確に底まで合わせ、潮が動く朝・夕に攻めるだけで、初心者でも30cm級が狙えます。仕掛けはシンプルな「ブラクリ仕掛け」1択で十分です。
なぜ冬のカサゴはテトラ帯が狙い目なのか

カサゴ(別名:ガシラ、アラカブ)は根魚の代表格です。岩礁や障害物に身を潜めながら、目の前を通るエサに食いつく待ち伏せ型のフィッシュイーター。だからこそ、テトラポッド(消波ブロック)が積み重なったテトラ帯との相性が抜群です。
冬になると水温が下がり、アジやサバなどの回遊魚は沖に移動してしまいます。でも、冬の堤防で釣れる魚20選でも紹介しているように、カサゴは水温低下に強く、冬でも活発にエサを追います。むしろ夏より冬のほうがテトラの深い穴に潜んでいることが多く、狙いやすいとも言えます。
テトラ帯が狙い目の理由は3つあります。
- ✅ テトラの隙間が無数の「穴」を作り、カサゴの棲みかになっている
- ✅ テトラに藻や小魚が集まり、カサゴのエサ場になっている
- ✅ テトラが波を遮ることで、穴の中は潮流が緩く、カサゴが落ち着いて居着いている
ちなみに魚種別の適水温早見表によると、カサゴの適水温は5〜25℃と幅広く、冬の日本沿岸(10℃前後)でも十分活動しています。これが「冬でも釣れる」根拠です。
釣れる穴の見極め方|3つのポイント
テトラ帯に行くと、見渡す限り穴だらけ。「全部同じに見える…」という声をよく聞きます。でも、カサゴが好む穴には明確な特徴があります。初心者のうちはとにかくこの3点をチェックしてみてください。
① 光が入らない「暗い穴」を優先する
カサゴは光を嫌う魚です。日中、明るい穴にカサゴがいることはほとんどありません。テトラが重なり合い、奥が暗く見える穴を優先的に攻めましょう。光の差し込まない北面や、テトラが3〜4段積み重なっている深い場所が当たりやすいです。
② 深さがある穴を選ぶ
穴の深さは釣果に直結します。仕掛けを入れてもすぐ底に当たってしまうような浅い穴には、カサゴは身を潜めにくい。仕掛けをスルスルと50cm以上落とせる深さがある穴が理想です。目安として、仕掛けを入れてから「3〜5秒かけて底に着く」くらいの深さが好条件です。
③ 潮通しのいい場所を狙う
まったく水が動かない穴より、潮の影響を受ける穴のほうが、エサとなる小魚やエビが集まりやすく、カサゴも活性が上がります。テトラの際(きわ)や、潮流が当たる面のテトラ帯を選ぶと当たりが出やすいです。ただし、波が高い日の外海側は危険なので、内側や湾内のテトラを選ぶのが初心者には無難です。
初心者がやりがちな失敗
⚠️ よくある失敗談
私も最初のころは「とりあえず目の前の穴に片っ端から入れる」という作戦で動いていたんですが、これが最大のミスでした。1つの穴を10秒待って反応がなければすぐ移動…というスタイルで、結局どこも釣れずじまい。
カサゴの穴釣りは「当たり穴を見つけてじっくり待つ」のが正解です。良さそうな穴には30秒〜1分は待ちましょう。エサが底に届いてからカサゴが気づいて動くまで、意外と時間がかかります。
仕掛けの作り方|これだけ覚えれば十分

穴釣りの仕掛けはシンプルさが命です。複雑な仕掛けは穴の中で絡まったり、テトラに引っかかって根掛かりしやすくなります。まず基本の「ブラクリ仕掛け」から始めましょう。仕掛けの用語に慣れていない方は、仕掛け用語50選もあわせて確認しておくと理解が深まります。
必要なタックル一覧
| アイテム | スペック・選び方のポイント |
| ロッド | 穴釣り専用ロッドまたは短めの万能竿(1〜1.5m程度)。テトラの間を狙うため、長い竿は不向き |
| リール | 小型スピニングリール(2000番前後)。穴の深さを手感覚で測るため、ベイトリールも使いやすい |
| ライン | ナイロン3〜4号またはPEライン1〜2号。テトラの岩に擦れるためやや太めが安心 |
| 仕掛け(ブラクリ) | 3〜10号のブラクリ仕掛け。水深・潮流に合わせて重さを選ぶ。まずは5号からスタートが無難 |
| 針 | ブラクリに一体型の針が付いているものが多い。カサゴ針5〜7号が目安 |
ブラクリ仕掛けの特徴と組み方
ブラクリとは、オモリ(錘)と針が一体になったシンプルな仕掛けのことです。テトラの穴に落とし込んで底を取るために設計されており、根掛かりしにくい形状になっています。セッティングはラインにブラクリを直結するだけ。結び方はクリンチノット(ラインを針のアイに通して5〜6回巻きつけて締める)が簡単でおすすめです。
仕掛けの重さ選びは重要です。重すぎると穴の狭い隙間に入りにくく、軽すぎると底まで届かないうちに横に流れてしまいます。潮が穏やかな内湾のテトラなら3〜5号、外海側や水深がある場所では7〜10号を使い分けましょう。
エサの選び方と付け方
カサゴ穴釣りのエサは「動物性のにおいが強いもの」が基本です。冬場は特に動きの少ない虫エサより、においで誘えるエサが効果的です。
- イソメ(ゴカイ):定番中の定番。においと動きで誘える。房掛け(2〜3匹まとめて付ける)にすると目立ちやすい
- サバの切り身:においが強く、カサゴが遠くからでも気づきやすい。冬場の実績が高い
- エビ(冷凍シラサエビ・アミエビ):カサゴの大好物。一番ナチュラルにアピールできる
- イカの切り身:エサ持ちが良く、波でエサが落ちにくい。半日釣るなら重宝する
針へのエサの付け方は、エサが自然にひらひらと動くよう、針のチモト(根元)から刺して針先を少し出すのが基本です。エサをぐるぐると針に巻きつけると動きが死んで、カサゴへのアピール力が下がります。
釣り方の手順|落とし込みから取り込みまで
ステップ1:穴を決めたら静かに近づく
テトラの上を歩くとき、ドカドカと大きな音や振動を出すとカサゴが穴の奥に逃げてしまいます。穴に近づく際はできるだけ静かに、慎重に歩くのが鉄則。特に薄いテトラの上は音が伝わりやすいです。
ステップ2:穴の真上からエサを落とし込む
ロッドを持ち、穴の真上に仕掛けを垂らします。穴の横から仕掛けを入れようとすると、テトラの縁に引っかかって根掛かりしやすくなります。穴の開口部の真上から、まっすぐ垂直に落とすイメージで。
仕掛けを落とす際は、ラインを人差し指で軽く押さえながらゆっくり出していくと、底に着いたときの「コン」という感触がわかりやすくなります。リールのドラグ(ラインの放出を調整する機能)をゆるめて、ラインをフリーで出してもOKです。
ステップ3:底を取ったら少し上げてステイ
底に着いたら、10〜15cmほど仕掛けを上げます。完全に底べったりの状態だと、エサがテトラの隙間に挟まったり、カサゴがエサを認識しにくくなることがあります。底から少し浮かせた「底スレスレの位置」でステイ(静止)させるのがコツです。
この状態で30秒〜1分待ちます。当たりがあれば「コンコン」とティップ(竿先)が叩かれる感触が伝わってきます。
ステップ4:アワセと取り込み
当たりが来たら、竿を素早く上に持ち上げてアワセ(フッキング)を入れます。カサゴは口が大きく、エサを一気に飲み込む魚です。当たりが来てもすぐに引き上げずに「もう一度コンッ」と来たタイミングでアワセると成功率が上がります。
フッキングしたら、テトラに潜られないよう素早く一定速度で引き上げます。「もしかしたら外れるかも?」と途中でためらって止めてしまうのが最もまずい行動です。カサゴは引き上げる途中で岩の隙間に入ろうとするので、迷わず一気に抜き上げるのが正解です。
釣果を伸ばすための冬特有のポイント
朝マズメと夕マズメを絶対に外さない
カサゴは夜行性の傾向が強いため、日中は穴の奥深くに潜んでいることが多いです。最も活性が上がるのは夜明け前後(朝マズメ)と日没前後(夕マズメ)の時間帯。この1〜2時間だけでも集中して攻めると、日中の数倍の釣果になることがあります。
釣れる時間帯についてより詳しく知りたい方は、釣れる時間帯の早見表も参考にしてみてください。朝マズメと夕マズメがなぜ釣れるのか、潮の動きとの関係も解説されています。
冬は「より深い穴」を攻める意識を持つ
水温が低い冬、カサゴはより深い穴の奥に引っ込んでいます。夏より5〜10cm以上深く仕掛けを入れることを意識しましょう。それまでブラクリ5号を使っていた人は、冬場は7号に変えて深い穴を攻めるのが有効です。
風のない大潮・中潮の日を選ぶ
冬の海は風が強い日が多く、テトラの上での釣りは危険を伴います。安全面から考えても、風が穏やかで潮の動きがある大潮・中潮の日を選ぶのが理想です。潮が動くとカサゴの活性も上がり、エサへの反応が良くなります。
穴を1つに粘りすぎない「ローテーション戦略」
5〜6回穴を変えても全く当たらない場合、そのエリア全体のカサゴの活性が低い可能性があります。1穴1分を目安に5〜6穴試して反応がなければ、20〜30mほど場所を移動してエリアごと変えるのも有効な戦略です。海の地形や影になる場所が変わると、急にカサゴの密度が高い穴に当たることがあります。
よくある質問(FAQ)
Q. テトラの上は危なくないですか?初心者でも大丈夫?
テトラ帯は滑りやすく転倒リスクがある釣り場です。必ずラジアルソール(ゴム底)のフィッシングシューズを着用し、ライフジャケットを着けることを強くおすすめします。また、1人での釣行は避け、必ず2人以上で行動しましょう。波が高い日・強風の日は迷わず撤収の判断を。最初は内側のテトラや、傾斜が緩やかな整備された場所から始めるのが安全です。
Q. 根掛かりが多くて困っています。どうすれば防げますか?
根掛かりは穴釣りの宿命ですが、減らす方法はあります。まず仕掛けを穴の真上から垂直に落とすこと。横方向に仕掛けが流れると引っかかりやすくなります。また、ブラクリの重さを適切に選ぶことも重要です(軽すぎると流れて引っかかる)。それでも根掛かりしたときは、ラインを張って左右に引っ張る方向を変えると外れやすいです。最悪ラインが切れても、ブラクリは安価なので消耗品として複数持参しておきましょう。
Q. 釣れたカサゴはどのくらいのサイズから持ち帰ってもいい?
一般的に15cm以下のカサゴはリリース(逃がす)するのがマナーとされています。釣り場の資源保護と、自分が将来また釣れるための投資と考えてください。カサゴは成長が遅い魚で、20cmになるのに3〜4年かかるとも言われています。持ち帰るなら20cm以上を目安にすると、食べ応えもあって一石二鳥です。
まとめ|冬のカサゴ穴釣りはシンプルな基本の積み重ね
冬のカサゴ穴釣りを攻略するポイントをまとめます。
✅ 今日から使える攻略ポイント
- テトラ帯の「暗くて深い穴」を優先して攻める
- 仕掛けはブラクリ仕掛け(5〜7号)1択でOK
- エサは冬場はサバの切り身・エビが特に有効
- 底から10〜15cm浮かせてステイ、当たりが来たら一気に抜き上げる
- 朝マズメ・夕マズメの時間帯を狙い撃ちにする
- 1穴で反応なければ1分を目安に移動。5〜6穴試してエリアごと変える判断も必要
- テトラ帯では安全装備(ライフジャケット・滑らないシューズ)を必ず着用
初心者のうちは「仕掛けが難しそう」「どこを攻めればいいかわからない」という不安が大きいと思います。でも、穴釣りは本当にシンプルな釣りです。まずはブラクリ仕掛けを1セット購入して、近くの漁港や堤防のテトラ帯に出かけてみてください。
次にやること:釣具店でブラクリ仕掛け(5号・7号各3〜4個)とイソメかサバの切り身を購入して、今週末の朝マズメに近くのテトラ帯へ。最初の1匹を釣ったら、穴釣りの面白さが一気に広がります。カサゴが釣れる時期をより詳しく把握したい方は、堤防で釣れる魚の時期早見表も参考にしてみてください。
※価格は執筆時点の参考価格です。最新価格は各販売サイトでご確認ください。

