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「3号って何グラムだっけ?」「投げ釣りに使うオモリって何号から選べばいいの?」——釣り場でこういう疑問が出てきて、スマホで検索したことがある方、けっこう多いと思います。
オモリの号数とグラムの換算は、慣れた釣り人でも「あれ、パッと出てこない」ことがあるほどやっかいです。しかも釣り方によって使うべき重さがまったく変わってくるので、「とりあえず重めを買っとけ」では仕掛けが根掛かりしたり、魚に気づかれてアタリが減ったりと、せっかくの釣りが台無しになってしまいます。
この記事では、号数とグラムの早見表を一覧で示したうえで、釣り方別の使い分けまでまとめて解説します。これを読んでおけば、次の釣行から迷わずオモリを選べるようになりますよ。
📖 この記事でわかること
- 号数↔グラムの換算早見表(1号〜30号まで網羅)
- 投げ釣り・サビキ・ちょい投げ・船釣りなど釣り方別の目安重さ
- 初心者がやりがちなオモリ選びの失敗例と対策
- 水深・潮流・ポイントで号数を調整するコツ
🏆 結論:まず「号数×3.75g」を覚えよう!
日本のオモリは「1号=3.75g」が基本換算です。号数に3.75を掛ければグラムが出ます。釣り方別の目安は「投げ釣りは15〜30号」「ちょい投げは5〜10号」「サビキは3〜8号」「船釣りは30〜200号以上」と覚えておくと現場でほぼ迷いません。
詳しい換算表と釣り方別の選び方は、このまま読み進めてください。
号数とグラムの換算早見表(1号〜30号)
まずは基本の換算表を確認しましょう。1号=3.75gが日本の釣り業界における共通の換算基準です。メーカーや商品によってわずかな誤差が生じることもありますが、釣り現場で使うぶんには下の表の数値で十分通用します。
| 号数 | グラム(g) | オンス(oz)目安 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| 1号 | 3.75g | 約1/8oz | 小物釣り・ウキ釣り |
| 2号 | 7.5g | 約1/4oz | 小物・メバリング補助 |
| 3号 | 11.25g | 約3/8oz | サビキ・ウキ釣り |
| 4号 | 15g | 約1/2oz | サビキ・波止釣り |
| 5号 | 18.75g | 約5/8oz | サビキ・ちょい投げ |
| 6号 | 22.5g | 約3/4oz | サビキ・ちょい投げ |
| 7号 | 26.25g | 約7/8oz | ちょい投げ・波止 |
| 8号 | 30g | 約1oz | ちょい投げ・波止 |
| 10号 | 37.5g | 約1・1/4oz | ちょい投げ・防波堤 |
| 12号 | 45g | 約1・1/2oz | 投げ釣り・浮きサビキ |
| 15号 | 56.25g | 約2oz | 投げ釣り(軽め) |
| 20号 | 75g | 約2・1/2oz | 投げ釣り・標準 |
| 25号 | 93.75g | 約3oz | 本格投げ釣り |
| 30号 | 112.5g | 約4oz | 本格投げ・タイラバ目安 |
※価格は執筆時点の参考価格です。最新価格は各販売サイトでご確認ください。また、換算値はメーカーによって若干の誤差が生じる場合があります。
覚え方のコツとして、よく使う号数だけ暗記しておくと便利です。「5号≒20g / 10号≒37.5g / 20号≒75g」この3つをざっくり頭に入れておくだけで、現場での判断スピードがかなり上がります。
釣り方別|オモリの号数と重さの目安

号数とグラムの関係を理解したら、次は「どの釣りで何号を使うか」を押さえましょう。釣り方によって求められる飛距離・水深・潮への対応力がまったく違うため、適切な号数も変わってきます。
サビキ釣り:3〜8号が基本
堤防からのサビキ釣りは、初心者がいちばん最初に経験する釣り方のひとつです。オモリはカゴの下に付けることが多く、3〜5号(約11〜19g)が標準的な選択肢になります。
- 流れがほぼない穏やかな港内:3〜4号
- 少し流れがある堤防外側:5〜6号
- 潮が速い時間帯・深い場所:7〜8号
カゴとオモリが一体化した「コマセカゴ付きオモリ」(ロケットカゴやアミカゴなど)を使う場合は、カゴ自体にある程度の重量があるので、底付きにくい号数から始めると扱いやすいです。
ちょい投げ:5〜15号が中心
ちょい投げは砂浜や堤防からキスやハゼを狙う、気軽に楽しめる釣り方です。飛距離は10〜40m程度が目標になることが多く、オモリは5〜10号(約19〜37.5g)が使いやすい範囲です。
- 近距離(10〜20m):5〜7号
- 中距離(20〜40m):8〜10号
- 潮が速い浜や少し遠投したいとき:12〜15号
使用するロッド(釣り竿)の「適合オモリ範囲」に必ず合わせてください。ちょい投げロッドの多くは5〜15号対応が多いですが、竿に記載されている範囲を超えると穂先(竿の先端)が折れるリスクがあります。
本格投げ釣り:15〜30号が定番
砂浜からシロギスやカレイを狙う本格的な投げ釣りでは、50〜100m以上の遠投が求められます。そのため、オモリは20〜30号(約75〜112g)が一般的です。
- 波・流れが弱い穏やかな海:15〜20号
- 一般的な投げ釣り:20〜25号
- 遠投勝負・流れが速い:27〜30号
投げ釣り専用の「中通しオモリ」や「ナス型・天秤付きオモリ」を使うと仕掛けが絡みにくく、初心者でも扱いやすいです。
船釣り(胴突き・カワハギ・タイラバ):20〜200号以上
船での底物釣りや沖釣りは、水深が深く潮流も速いためオモリは重くなります。水深と潮の速さが直接的に号数を決める要素です。
- 水深20〜40m・潮が緩い:20〜40号(75〜150g)
- 水深40〜80m・標準的な潮:40〜80号(150〜300g)
- 水深100m超・速潮:100〜200号以上(375〜750g以上)
タイラバの場合はやや特殊で、水深よりも「着底から巻き上げまでのフォール時間」を重視します。タイラバの巻き速度と等速巻きの習得についてはこちらの記事も参考にしてみてください。水深20〜40mなら60〜80g(約16〜21号)、40〜60mなら80〜100g(約21〜27号)が使いやすい目安です。
根魚(カサゴ・メバル)の穴釣り:3〜15号
テトラポッドの隙間や岩の際を狙うブラクリ仕掛けや胴突き仕掛けでは、3〜10号(約11〜37.5g)が中心です。根掛かり(オモリが底の岩などに引っかかること)を減らすために、軽めから試して徐々に重くするのがコツです。
初心者が失敗しやすいオモリ選びの落とし穴
オモリ選びにはいくつかよくある誤解があります。私自身も釣り始めたころは「重いほうがよく飛ぶし、底に届くから安心」と思って、竿の適合範囲を超えた重さのオモリを使って穂先を折りかけた経験があります。号数の意味を理解していないと、こういう失敗をやりがちです。
失敗① 竿の適合外の号数を使う
竿には必ず「適合オモリ:○〜○号」という表記があります。これを無視して重すぎるオモリを使うと、キャスト時(投げるとき)に竿が折れたり、反対に軽すぎて仕掛けが飛ばなかったりします。まず竿の表記を確認してから号数を選ぶのが大原則です。
失敗② 号数だけで選んでオモリの種類を無視する
オモリには形状によって「ナス型」「六角(ロク)型」「中通し」「天秤型」「棒型」など複数の種類があります。同じ20号でも形状が違えば底への着き方や流れ方が変わり、釣果に影響します。
- ナス型:汎用性が高く、波止釣りやウキ釣りに◎
- 六角型:底に安定して着くため、流れがある場所での投げ釣りに◎
- 中通し型(通し玉):ラインが通る構造でアタリを取りやすく、投げ釣り・船釣りに◎
- 天秤付き:仕掛けの絡みを防ぐ効果があり、投げ釣り・ちょい投げに◎
仕掛けの選び方について詳しく知りたい方は、サルカン・スナップの選び方|強度と付け替えやすさの記事もあわせて確認しておくと、仕掛け全体の構成が理解しやすくなります。
失敗③ 潮の速さを無視して号数を決める
同じ水深10mでも、潮が速い場所では軽いオモリだと流されてしまい、底を取れません(仕掛けが底に届かない状態)。潮が速いほど号数を上げるのが基本です。目安として、「仕掛けが着底するまで10秒以上かかるようなら1〜2号上げる」と覚えておくと現場で応用できます。
水深と潮流を組み合わせてオモリの重さを決める考え方については、オモリの号数の選び方|潮の速さと水深から決めるの記事でさらに詳しく解説しています。ぜひ合わせて読んでみてください。

号数を現場で調整するための3つの実践ポイント
早見表と釣り方別の目安を頭に入れたら、あとは現場で微調整する力を身につけることが大切です。釣り場の状況は日によって変わるので、基本の号数を知ったうえで「プラス・マイナス何号するか」を判断できると、釣果がぐっと安定します。
① 「底が取れるか」を最初に確認する
仕掛けを投入して30秒以内に着底する感触が得られれば、その号数は最低限クリアしています。着底が確認できないまま釣り続けると、魚のいないタナ(深さ)を狙い続ける無駄が生まれます。まず着底確認を最優先にして、できなければ号数を上げましょう。
② 根掛かりが多いときは軽くする
底物(カサゴ・アイナメなど)を狙う根回りは、根掛かりとの戦いでもあります。オモリが重すぎると岩の隙間に入り込んでしまい、仕掛けをロスする確率が上がります。根掛かりが3投に1回以上起きるなら、1〜2号軽くするのが得策です。多少流されても魚は追いかけて食ってきます。
③ 風が強いときは1〜2号重くする
向かい風や横風が強い日は、オモリが軽いと仕掛けが流されてポイントを外れやすくなります。ウキ釣りやちょい投げでも同様で、風の強さに応じて1〜2号重くすると仕掛けが安定します。ただし竿の適合範囲を超えない範囲で調整することが大前提です。
エギングやジグヘッドとの違い——号数表記がない仕掛けについて
ここまでオモリの号数について解説してきましたが、「エギ(イカ釣りルアー)」や「ジグヘッド」のようにグラム表記が使われる仕掛けも多くあります。これらは号数表記ではなくg(グラム)やoz(オンス)で選ぶのが一般的です。
たとえばエギは2.5号〜3.5号という「号数=サイズ」の表記があり、オモリの号数とは意味が異なります(エギの号数はボディの長さを表す)。エギのサイズとカラー選択|2.5号〜3.5号の使い分けについては別記事で詳しく解説しているので、エギングに興味がある方はそちらも参考にしてみてください。
一方、ジグヘッドはグラム表記で選ぶのが標準です。アジングやメバリングでは1〜5g程度の軽いジグヘッドを使うことがほとんどで、号数換算よりも「何グラム」と直接グラムで考えるほうが現場では使いやすいです。
よくある質問(FAQ)
Q. 号数をグラムに換算するとき、計算が面倒です。簡単な覚え方はありますか?
「1号=約4g」とざっくり覚えるのが現場での一番の近道です。厳密には3.75gですが、4倍で計算すれば「8号≒32g、15号≒60g」と瞬時に暗算できます。誤差は号数が大きくなるほど開きますが、釣りの現場では1〜2gの誤差はほぼ問題ありません。逆にグラムから号数を求めたいときは「グラム÷4=おおよその号数」で計算できます。
Q. 子どもや女性でもサビキ釣りで使いやすいオモリの号数は?
堤防でのファミリーサビキなら3〜5号(11〜19g)が扱いやすい範囲です。重すぎると仕掛けを落とすのに力が要りますし、軽すぎると潮に流されて隣の人と仕掛けが絡むトラブルが増えます。穏やかな港内なら3〜4号からスタートして、潮が速かったり魚のいるタナが深かったりする場合に5〜6号に変えるのがおすすめです。
Q. 投げ釣りで「遠投したい」とき、オモリを重くすればいい?
必ずしも重くすれば飛ぶわけではありません。重すぎると竿が曲がりきらず、逆に飛距離が落ちることがあります。最も飛距離が出るのは竿の適合範囲の中〜上限あたりのオモリを使ったときです。また、キャストフォーム(投げ方)や竿の弾力を活かすタイミングの方が飛距離への影響が大きいので、号数だけで解決しようとしないことも大切です。
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まとめ:オモリ選びで釣果が変わる

オモリの号数とグラムの関係、そして釣り方別の使い分けをまとめると以下のとおりです。
- ✅ 1号=3.75gが換算の基本。「号数×4g」でざっくり計算できる
- ✅ サビキは3〜8号、ちょい投げは5〜15号、本格投げ釣りは20〜30号が目安
- ✅ 船釣りは水深・潮流によって20〜200号以上と幅が広い
- ✅ 竿の「適合オモリ範囲」を必ず守ること——これが大前提
- ✅ 潮が速いとき・風が強いときは1〜2号重くして仕掛けを安定させる
- ✅ 根掛かりが多いときは1〜2号軽くしてロスを減らす
- ✅ オモリは号数だけでなく形状(ナス型・六角・中通しなど)も状況に合わせて選ぶ
次にやること:まずは今持っている竿の「適合オモリ範囲」を確認してみましょう。それだけで「自分が使えるオモリの号数範囲」が一発で絞れます。そのうえでこの記事の早見表と釣り方別の目安を照らし合わせれば、オモリ選びで迷うことはなくなるはずです。
号数を把握したら、次は仕掛け全体のバランスを整えることが釣果アップへの近道です。ハリスや針の選び方など仕掛け全体を見直したい方は、ハリスの長さの決め方|食いが渋いときの調整もあわせてチェックしてみてください。
