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「オモリって何号にすればいいの?」と迷ったまま、なんとなく手元にあるものを使ってしまった経験はありませんか?実は、号数の選び間違いは「アタリが出ない」「仕掛けが流されてしまう」という釣果ゼロの直接原因になることが多いんです。
オモリの号数は感覚で選ぶものではなく、水深と潮の速さという2つの要素から論理的に決めることができます。この記事を読めば、現場で迷わず号数を選べるようになります。
📋 この記事でわかること
- オモリの号数と重さの対応(1号=何グラム?)
- 水深・潮の速さからオモリ号数を決める計算式
- 釣り方別(投げ釣り・胴突き・カゴ釣りなど)の目安号数
- 「軽すぎ・重すぎ」のサインと現場での調整方法
🏆 結論:オモリの号数は「水深(m)÷3」が基本の目安!
たとえば水深9mなら3号、水深15mなら5号が出発点。そこに潮の速さ(速い→1〜2号増し、遅い→そのまま)を加味して調整します。詳しい計算方法と釣り方別の一覧表を以下で解説しています。
まず知っておきたい「号数と重さ」の基本知識
オモリの号数を選ぶ前に、号数と重さの関係を頭に入れておきましょう。日本の釣り業界では「1号=3.75g」というルールが定着しています。これは1匁(もんめ)という昔の単位に由来しています。
よく使う号数の重さを一覧にするとこうなります。
| 号数 | 重さ(g) | 号数 | 重さ(g) |
|---|---|---|---|
| 1号 | 3.75g | 8号 | 30g |
| 2号 | 7.5g | 10号 | 37.5g |
| 3号 | 11.25g | 15号 | 56.25g |
| 5号 | 18.75g | 20号 | 75g |
| 6号 | 22.5g | 30号 | 112.5g |
この表を見ると、5号でも約19g、10号で37.5gとかなりの重さになるのがわかります。投げ釣りで30号(112.5g)といえば、そこそこ重い石を投げているようなイメージです。
なお、ルアー釣りで使われるオンス(oz)表記とは別の体系なので混同しないようにしましょう。「号」は日本の餌釣り・胴突き・投げ釣りで使われる単位と覚えておけばOKです。
オモリの号数を決める2つの軸|水深と潮の速さ

号数選びの核心はこの2つだけです。難しく考える必要はありません。順番に見ていきましょう。
①水深から「基本号数」を出す
最もシンプルな目安として、ベテランアングラーがよく使う計算式があります。
📐 基本の計算式
基本号数 = 水深(m) ÷ 3
例:水深12m → 12÷3=4号が出発点
「÷3」という数字の根拠は、適切なオモリが潮に流されずに底に着くまでの速度感覚から経験的に導かれた目安です。すべての状況にぴったり当てはまるわけではありませんが、まず号数の見当をつける第一歩として覚えておくと便利です。
水深別にざっとまとめると以下のようになります。
- 水深3〜6m:1〜2号
- 水深6〜12m:2〜4号
- 水深12〜20m:4〜7号
- 水深20〜30m:7〜10号
- 水深30m以上:10号以上(潮流によっては15〜20号も)
ただし、これはあくまでも「潮がそこそこ普通に流れている」状況での目安です。次の「潮の速さ」でさらに調整が必要になります。
②潮の速さで号数を補正する
同じ水深15mでも、潮がほぼ止まっているときと、速く流れているときではまったく違う号数が必要です。潮の速さによる補正は以下を参考にしてください。
| 潮の状態 | 見た目の目安 | 号数の補正 |
|---|---|---|
| ほぼ止まっている(潮止まり) | 糸がほぼ垂直に落ちる | 基本号数より1〜2号軽くしてもOK |
| 普通(緩やか〜中程度) | 糸が少し斜めになる | 基本号数をそのまま使う |
| 速い(やや強い流れ) | 糸が30〜45度斜めになる | 基本号数より2〜3号増やす |
| 激流(大潮満潮前後など) | 糸が45度以上になる | 基本号数より4〜5号以上増やす |
糸(ライン)の角度は現場で一番わかりやすい潮速の指標です。糸が45度以上の角度に引っ張られているなら、オモリが足りていないサインと思ってください。
初心者がやりがちな「軽すぎオモリ」の失敗
実は私も最初はオモリを軽くしすぎていました。「軽い方が自然に見えていいんじゃ?」という思い込みがあったんです。でも、潮が動いている状況で軽いオモリを使うと仕掛けが根がかりしている他人の仕掛けに絡まったり、魚の群れからどんどん離れていったりと、いいことがひとつもありません。
軽すぎるオモリの弊害をまとめると:
- 仕掛けが流されて狙ったポイントに届かない
- オマツリ(他の人の仕掛けとの絡み)を起こしやすくなる
- 底を取れないため根魚やカレイが釣れない
- アタリが取れず釣果ゼロになる
「迷ったら少し重め」が正解です。重すぎて動かなければ1〜2号落とす、という順番で調整するのがベテランの流儀です。
釣り方別|号数の目安一覧
釣り方によって使うオモリの種類も号数の目安も大きく変わります。自分の釣りスタイルに合ったパートを参考にしてください。
投げ釣り・ちょい投げ
投げ釣りは「飛距離を出す」という要件も号数に影響します。竿の適合号数に収めることが大前提ですが、一般的な目安は以下の通りです。
- ちょい投げ(5〜20m程度):5〜12号
- 中投げ(20〜50m程度):10〜20号
- 本格投げ釣り(50m以上):20〜35号
投げ釣りでは天秤(てんびん)オモリや中通しオモリを使うのが基本で、ちょい投げ仕掛けの基本|天秤とオモリの選び方も参考にすると仕掛け全体の組み合わせが理解しやすくなります。潮の速い堤防の先端では15号以上にすることも珍しくありません。
胴突き仕掛け・サビキ釣り
堤防からの胴突き釣りやサビキ釣りは、「底をしっかり取る」か「タナ(魚のいる水深)をキープする」かによって使い分けます。
- 堤防サビキ(水深3〜8m):3〜8号
- 胴突き根魚狙い(水深5〜15m):5〜15号
- 船の胴突き(水深20〜50m以上):20〜80号
胴突き仕掛けは底を取ることが基本なので、潮が速いときほど積極的に重くします。胴突きとブラクリの違い|根魚狙いの使い分けも読むと、根魚狙いの仕掛け選びの理解が深まります。
カゴ釣り・ウキ釣り
カゴ釣りはカゴ自体に重さがあるため、オモリとカゴの合計重量でウキの浮力とのバランスを取ります。
- カゴ釣り遠投:8〜15号相当のカゴ+ウキのバランス
- ウキ釣り(棒ウキ・波止):0.5〜3号のガン玉・割ビシ
ウキ釣りで使うガン玉(板オモリ)はB・2B・3Bという表記で、1B≒0.55g、2B≒0.75g、3B≒0.95gです。これはオモリの「号数」とは別体系なので注意しましょう。カゴ釣り全体の仕掛け設計についてはカゴ釣り仕掛けの基本|遠投で青物を狙うが参考になります。
船釣り・テンヤ・タイラバ
船釣りは水深が深くなるため、使用するオモリの号数が堤防釣りとはケタが違うことがあります。
- 浅場の船釣り(水深20〜40m):20〜40号
- 深場の船釣り(水深50〜100m):50〜100号
- テンヤ(マダイ等):5〜30号(潮流・水深で変動大)
船宿(ふなやど)が当日の指定号数を事前にアナウンスすることが多いので、初心者のうちは必ず確認してから現場に向かいましょう。
現場での調整方法|「合っているか」を見極めるサイン

号数の計算はあくまでも出発点です。現場では潮の速さが時間によって変わるため、こまめな調整が欠かせません。「ちゃんと底を取れているか」「仕掛けが流されすぎていないか」を常に確認する癖をつけましょう。
オモリが軽すぎるときのサイン
- 糸(ライン)が45度以上の角度で流されている
- 底が取れない(竿先にコツン、という着底感がない)
- 仕掛けが横に流れてオマツリが頻発する
- アタリがまったく出ない(タナがズレている)
オモリが重すぎるときのサイン
- 着底後に根がかりが多発する(ズル引きになっている)
- オモリを動かせず仕掛けが動かない(波や竿の動きに追従しない)
- 竿の負荷が大きく疲れやすい(特に胴突きでしゃくる場合)
どちらのサインが出ているかで、1〜2号ずつ増減して調整するのが基本です。一気に5号変えるのではなく、少しずつ変えることで「ちょうどいいポイント」を探っていきます。
潮の速さを事前に確認する方法
現場に着く前に潮の速さを予測しておくと、持参するオモリの種類を絞れます。役立つ情報源をいくつか紹介します。
- 釣具店のスタッフに聞く:地元の釣具店は現地の潮流を熟知しています。「今日○○堤防に行くんですが、何号ぐらい持っていけばいいですか?」と聞けば教えてくれます
- 潮汐表(ちょうせきひょう)アプリ:「潮MieYell」「タイドグラフBI」等のアプリで大潮・中潮・小潮を確認。大潮は潮流が速く、小潮は遅い傾向があります
- 釣り場の情報サイト・SNS:前日や当日の釣果情報に「○号で釣れた」という記録が残っていることがあります
大潮の満潮前後(上げ潮・下げ潮の最も速い時間帯)は潮流が最大になります。同じ釣り場でも小潮と大潮では2〜4号変わることも珍しくないので、必ず複数の号数を持参するようにしましょう。
号数選びで迷わないための持参プラン
プロのアングラーは「これ1つ」でなく、複数の号数を必ずバッグに入れています。初心者こそ現場で選べるように準備しておくことが大切です。
釣り場別の推奨持参セット
堤防・波止(投げ釣り&サビキ)の場合:
- 3号・5号・8号・10号を各2〜3個ずつ
磯・堤防先端(潮が速い)の場合:
- 8号・10号・15号・20号を各2〜3個ずつ
船釣り(中深場)の場合:
- 30号・40号・50号・60号を各2〜3個ずつ(船宿指定を優先)
オモリは安価なものなので、幅広い号数を揃えておく経済的なハードルは低いです。100円程度で手に入るものも多いので、釣行前にホームセンターや釣具店でまとめ買いしておくと安心です。
また、仕掛け全体の組み方を見直すと号数選びがさらにスムーズになります。たとえばサビキ釣りではサビキ仕掛けの選び方|針サイズとカラーの使い分けと合わせてオモリの号数を考えると、トータルの仕掛けバランスが取りやすくなります。
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よくある質問(FAQ)
Q. 号数の刻みはどれくらいで変えるべき?1号ずつ?
基本的には1〜2号ずつ変えていくのが正解です。たとえば5号で底が取れないなら6号→7号と試していきます。一気に5号も変えると「どこが正解だったか」がわかりにくくなります。ただし潮が激流になってきたなど、状況が大きく変わった場合は2〜3号まとめて変えることも有効です。
Q. 根がかりが怖くて重いオモリを使いたくない。軽いオモリで対処する方法は?
根がかり対策としては、オモリの形状を変えるのが効果的です。底に転がりにくい「バレット型(弾丸型)」や「ナス型」の代わりに「ガン玉」を分散させる方法、あるいは根がかりしても外れやすい「捨てオモリ式」(弱いライン=ハリスでオモリを結ぶ)という仕掛けにする方法もあります。号数を無理に下げるより、形状・取り付け方で対処する方が釣果は落ちません。
Q. 海釣りと川釣りでオモリの号数の考え方は同じ?
基本的な考え方(水深が深い・流れが速い→重くする)は同じです。ただし川釣りは流れが一定方向かつ場所によって極端に速いため、テンカラ釣りや渓流釣りでは0.3〜1号程度のごく軽いオモリが多く使われます。逆に大型河川の本流釣りでは5〜10号になることも。釣り方・ターゲットによって大きく変わるので、川釣り特有の仕掛けに合わせて号数を判断するようにしましょう。
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まとめ|オモリの号数選びは「水深÷3+潮補正」を出発点に

オモリの号数選びは難しそうに見えて、実はシンプルな2ステップです。要点を整理しておきます。
- ✅ 基本号数は「水深(m)÷3」で計算する
- ✅ 潮が速いほど号数を増やす(糸の角度が目安)
- ✅ 迷ったら「少し重め」から始めて徐々に下げる
- ✅ 軽すぎると仕掛けが流される・アタリが取れないで釣果ゼロになる
- ✅ 釣り方・ターゲットによって使う号数の範囲が大きく異なる
- ✅ 現場では1〜2号ずつ調整して「ちょうどいい」を探る
- ✅ 複数の号数を持参しておくことが最大の対策
次にやること:次の釣行前に、水深と潮回り(大潮・中潮など)を事前に調べ、持参するオモリの号数の範囲を絞り込んでみてください。準備するだけで現場での判断が格段に速くなります。潮汐アプリをひとつスマホに入れておくだけで、潮の速さの予測が格段に立てやすくなりますよ。
