濁りの日は釣れる?水の色で変える狙い方

※本記事にはアフィリエイト広告が含まれます。

濁った川でロッドを構えるアングラーの手元

雨上がりや台風の後、川や海が茶色く濁っていて「今日は釣れないな…」と竿を置いたこと、ありませんか?

実はその判断、半分正解で半分もったいないんです。水が濁っているとき、確かに食いが落ちるシチュエーションもありますが、「濁りの種類」によっては逆にチャンスになる場面も多い。水色を読んで狙い方を変えるだけで、同じフィールドでも釣果がガラッと変わります。

この記事では、濁りの種類の見分け方から、水色別の具体的な狙い方・ルアーカラーの選び方まで、初心者の方でもすぐ実践できるレベルで解説していきます。

📌 この記事でわかること

  • 濁りには種類があり、釣れる濁り・釣れない濁りがある
  • 笹濁り・強濁りそれぞれの具体的な攻め方
  • 水色に合わせたルアーカラー・仕掛けの選び方
  • 濁りがひどいときに釣果を落とさないための考え方

🏆 結論:濁りの日は「笹濁りが最大のチャンス」。強濁りは場所を絞れ!

水が少し色づく程度の「笹濁り」は、魚の警戒心が下がり食いが立つゴールデンコンディション。逆に視界がほぼゼロになる強い濁りは、魚がストレスを感じて移動するため、インレット(流れ込み)周りや障害物の影など「魚が身を寄せやすい場所」にポイントを絞ることが最大のコツです。

濁りの日は「釣りをやめる理由」ではなく、「水色を読んで戦略を立てるチャンス」として捉えましょう。

目次

濁りには種類がある|「良い濁り」と「悪い濁り」を見分けよう

笹濁りと強濁りの水色比較

ひとくちに「濁り」といっても、水の状態は大きく3つに分けられます。この違いを知っておくだけで、現場での判断がまったく変わってきます。

①笹濁り(ささにごり)— 釣り人にとって最高の水色

笹の葉を透かしたような、薄いグリーン〜黄みがかった色合いの状態です。視界は50cm〜1m程度確保されており、魚から見ると「ぼんやりと外が見える」くらいのイメージ。

この状態が、釣り人にとっていちばんのチャンスです。理由は3つあります。

  • 魚がルアーや仕掛けを「見切りにくく」なるため、追いかけてくる距離が延びる
  • 水中でのシルエット(輪郭)が強調され、アピール力が上がる
  • 人や鳥などの外敵が見えにくくなり、魚の警戒心が下がる

雨上がりの翌日や、春先の雪解け水が混じる時期に出やすい水色です。この日は積極的に釣りに出かけましょう。

②強濁り(コーヒー牛乳〜泥水色)— ポイントを絞れば可能性あり

大雨の直後や台風通過後によく見られる、視界10〜20cmほどの状態。川では茶褐色の泥水になり、海ではサーフが赤茶けた色に染まることがあります。

この状態は「悪い濁り」とよく言われますが、完全にあきらめるのはまだ早い。魚がストレスを避けるため、濁りの薄い場所・障害物の影・水通しのよい場所に集まる習性を利用する釣りができます。

ただし、仕掛けを通しても魚に気づいてもらえないケースが多く、効率は落ちます。後述する「強濁りでの狙い方」を参考にしてください。

③青潮・赤潮による変色 — これは素直に退散

青潮は海底の酸素不足で発生する白〜水色がかった濁り。赤潮は植物プランクトンの異常増殖が原因です。どちらも水中の酸素濃度が下がり、魚が窒息状態になるため、魚が完全にそのエリアを離れます。

この2つの変色は、釣りをすること自体に意味がないと覚えておきましょう。変色域の端を探すか、別の釣り場に移動するのが賢い選択です。

笹濁りの日の攻め方|チャンスをものにする具体的な戦略

笹濁りの日の攻め方|チャンスをものにする具体的な戦略

笹濁りのコンディションで釣果を伸ばすには、「魚のアドバンテージを消す」発想ではなく、「こちらのアピールを強める」発想が正解です。

ルアーカラーは「チャート・オレンジ・金ラメ」が鉄板

透明度が下がると、魚の視界の中で目立つ色が変わります。晴れた澄み潮のときに効くナチュラル系(シルバー・クリアなど)は視認性が落ちるため、下記のカラーを優先しましょう。

  • チャートリュース(蛍光黄緑):濁りの中でも遠くから光って見える。シーバスやバスで特に実績が高い
  • オレンジ・レッド系:水中でシルエットがくっきり見え、コントラストが強い。チヌやカレイに有効
  • ゴールド・金ラメ:光を反射してフラッシングが増す。水に濁りがあるほど金が効く
  • ホワイト・蛍光ピンク:笹濁り程度なら夜光系の蛍光カラーも効果的

逆に、曇りの澄んだ日に強い「ブルー・グリーン・クリア」系は、笹濁りでは埋もれやすいので控えめに。

ちなみに、濁りの日のルアーの動かし方については、低水温期のルアーの動かし方|スローに見せるコツでも触れているので、あわせて読んでみてください。スローに見せる技術は、視界が狭い濁り水の中でも非常に有効です。

アクション(動かし方)は「スロー&大きく」が基本

濁りの中では魚は視覚だけでなく、側線(そくせん)という振動を感じる器官で獲物を感知します。そのため、水押し(水を動かす力)が強いルアーを、ゆっくり大きく動かすのが効果的です。

  • ワームなら、ファットボディ(太めのシルエット)のものを選ぶ
  • リップ付きプラグならリップが大きく、深く潜るタイプが水を動かしやすい
  • スピナーベイトやチャターベイトは振動が強く、濁り水との相性がよい
  • エギング(イカ釣り)では、シャクリ後のフォール時間を長めに取る

急いで早巻きするより、じっくりスローに引いてくる方が魚に気づかれやすい、というのが濁り水での基本思想です。

エサ釣りなら「においで誘う」戦略が最強

ルアーではなくエサ釣りをする人は、実は濁りの日でも対応しやすいんです。魚は視覚が使いにくくなると、嗅覚に頼る割合が高まります。

コマセ(まき餌)を多めに使ったウキ釣りや、ドジョウ・イカの切り身など「においが強いエサ」を使うと、濁りの中でも魚を引き寄せられます。アオイソメなど動きのあるエサも、側線を刺激する振動をわずかに出すため有効です。

強濁りの日の攻め方|「魚が集まる場所」を探すことが全て

強い濁りの日は、エリア全体に魚が散っているわけではありません。魚はストレスを嫌い、濁りの薄い場所・身を守れる場所・酸素が豊富な場所に集中します。この「魚が集まる場所」を見つける力が、強濁りの日の釣果を決めます。

インレット(流れ込み)の端を狙う

川が海に流れ込む河口・用水路が湖に注ぐ地点など、「流れ込み」がある場所では、きれいな水と濁った水が混じり合う「境界線(ヨレ)」が生まれます。ここは酸素が多く、プランクトンも集まるため、小魚・そしてそれを追う大型魚が集中しやすい好ポイントです。

釣り方のコツは、「ヨレの濁り側」にルアーやエサを入れ、「きれい側」に向けてゆっくり引いてくることです。魚はきれいな水側に頭を向けていることが多いため、この方向でアプローチすると自然にルアーが目の前に通ります。

橋脚・テトラ・岩礁帯の影にポイントを絞る

強濁りの日、魚は流れを避けて障害物の影に身を寄せます。橋の橋脚の後ろ(流れの当たらない側)、テトラの隙間、大きな岩の陰などが「魚の隠れ場所」になります。

こういった場所にダイレクトに落とし込む「穴釣り」や「ちょい投げ」が効果的。チヌ(クロダイ)・メバル・カサゴ(ガシラ)などは障害物周りに居ついているため、強濁りでも普段より高確率で釣れることがあります。

また、風が強い日は釣れる?風向きと釣果の関係でも解説していますが、荒天後のフィールドでは「魚が身を潜める場所」を探す視点が特に大切になります。

濁りが薄い上流側・奥まった入り江を探す

川の場合、本流は強く濁っていても支流・小川に入ると濁りが薄いことがよくあります。海でも、波が直接当たらない奥まった湾内・港の奥は濁りが薄く残りやすい。

エリアを変える勇気も、強濁りの日には大切な判断です。「この場所で粘る」より「濁りの薄い場所を探して移動する」方が、釣果につながりやすいことを覚えておきましょう。

水色別チェックリスト|現場で即使える判断フロー

川岸で水の透明度を確認するアングラー

現場に着いたら、まず水色をチェックしてください。以下のフローで判断すると迷いがなくなります。

STEP1:透明度を確認する

水中に指を入れるか(安全な場合のみ)、白い石や明るい色のルアーを水面直下で見てどこまで見えるかを確認します。

  • 50cm以上見える:クリア〜笹濁り → ルアーカラーをチャートに変えてアクティブに攻める
  • 20〜50cm程度:やや強い濁り → 障害物周り・流れ込みにポイントを絞る
  • 20cm以下でほぼ見えない:強濁り → エリアを変えるか、穴釣り・においエサ戦略にシフト

STEP2:濁りの「色」を見る

  • 緑〜黄色がかった濁り:プランクトン由来の濁り。笹濁りのことが多く、エサが豊富なサインでもある
  • 茶色〜泥色:雨による土砂流入。濁りが落ち着くまで時間がかかる
  • 白〜水色がかった変色:青潮の可能性大。魚はほぼいないと判断して移動
  • 赤みがかった変色:赤潮の可能性。同様にエリア移動を優先

STEP3:水の動きを確認する

濁っていても水が動いている(流れがある・潮が動いている)場合は、魚が回遊してくる可能性があります。逆に濁っていて水が止まっている状態は、酸素不足になりやすく魚が離れていることが多い。

水の動きは、木の葉や泡の流れ方で確認できます。動いていれば粘ってみる価値あり、止まっているなら移動を検討しましょう。

初心者がやりがちな失敗談

実は最初のころ、「濁りの日はいつものナチュラル系ルアーで十分だろう」と思っていたことがありました。結果は散々で、同じポイントで別の釣り人がチャートのルアーでシーバスを2本上げているのを目撃。あのときの悔しさは今でも忘れられません。

「濁りの日 = ルアーカラー変更」は、初心者のうちに必ず覚えておきたい鉄則のひとつです。タックル(道具)よりも、状況に合わせた判断力の方がよっぽど大切。水色を見る習慣をつけるだけで、釣果は確実に変わります。

濁り水での仕掛け・タックル選びのポイント

水色の変化に合わせてカラーや狙い場所を変えるだけでなく、仕掛け自体にも少し工夫すると釣果がさらに安定します。

ラインは視認性の高いカラーラインを使う

濁りの中ではアタリが非常に取りにくくなります。ラインに少しでも動きが出た瞬間を見逃さないよう、蛍光黄色・蛍光オレンジなど視認性の高いカラーライン(視認ライン・サイトライン)を使うと手元での感知がしやすくなります。

エサ釣りのウキ釣りでは、普段より少し大きめのウキに変えると動きが見やすくなります。ウキの号数とオモリの対応早見表を参考に、状況に合ったサイズを選んでみてください。

ルアーのウェイト(重さ)を少し重くする

濁りの強い日は流れも強いことが多く、軽いルアーだとレンジ(泳がせる水深)が安定しません。普段より5〜10g重いモデルを選ぶと、レンジキープがしやすくなり、狙いたい場所にしっかりルアーを通せます。

フックのサイズを上げるのも有効

濁りの中では魚のアタリが小さく、バイト(食いつき)の位置がずれやすいと言われています。少し大きめのフックに変えることで、浅いバイトでもフッキングしやすくなります。特にビッグベイトやメタルジグを使う際に意識してみてください。

よくある質問(FAQ)

Q. 台風の直後でも釣りに行っていいの?

台風通過直後は強濁りになることがほとんどですが、釣行の可否は「釣れるかどうか」より「安全かどうか」で判断してください。増水した河川・高波の海岸は非常に危険で、毎年死亡事故が発生しています。河川は増水が落ち着いて(水位が通常に戻って)から、海は波高が落ち着いてからの釣行を強くおすすめします。濁りがある程度引いてから行った方が釣果もずっといいですよ。

Q. 海と川では濁りへの対応が違う?

基本的な考え方は同じですが、海は潮汐(満潮・干潮)の影響で濁りが変化するため、潮が動くタイミングで濁りが流れることがあります。満潮・干潮前後の「潮が動く時間帯」に合わせてエントリーすると、濁りが少し薄まった瞬間を狙えることがあります。川は上流の降水量が直結するため、天気予報の上流部の雨量を確認するのが濁りを読むうえで役立ちます。

Q. 笹濁りのとき、夜釣りは効果的?

笹濁り×夜釣りの組み合わせは、特にシーバス・チヌ・メバルなど夜行性の魚には非常に効果的な条件が揃います。視界が制限されているため魚の警戒心が一層下がり、大胆に捕食行動を取りやすくなります。ただし、夜の濁り水は視認性が大幅に下がるので安全確保を最優先に。ライフジャケットの着用と足場の確認を忘れずに行いましょう。月の明るさも釣果に影響することがあるので、満月の夜は釣れる?月齢と夜釣りの関係も参考にしてみてください。

🛒 釣りに行く前に揃えておきたい道具

この記事の内容に関連するアイテムです。商品の価格や在庫は変動します。購入前に販売ページでご確認ください。

ルアー チャート

濁りの中でも視認性が高いカラーを試したい人に

楽天で探すAmazonで探す

ルアー オレンジ

水色に合わせてシルエットをくっきり見せたい人に

楽天で探すAmazonで探す

偏光サングラス

水の濁り具合を正確に見分けて釣り場を判断するときに

楽天で探すAmazonで探す

まとめ|濁りは「読む力」を身につければチャンスになる

濁りの日の釣りをまとめると、こういうことです。

  • ✅ 笹濁りは最大のチャンス。チャート・オレンジ・金ラメのルアーでアピールを強めて攻める
  • ✅ 強濁りはポイント勝負。流れ込みの境界線・障害物の影・濁りの薄いエリアに絞る
  • ✅ 青潮・赤潮は退散が正解。酸素不足で魚が居ないため粘っても無駄になりやすい
  • ✅ エサ釣りなら「においの強いエサ」で嗅覚に訴えかける戦略が有効
  • ✅ ルアーは少し重め・フックは少し大きめに変えると濁り水でのフッキング率が上がる
  • ✅ 安全が最優先。増水・高波時は釣行を見送る判断が重要

濁りの日はフィールドの「難易度が上がる日」ではなく、「正しい対応を知っている人が有利になる日」です。水色を観察して判断する習慣がつくと、釣りの引き出しがぐっと増えて、どんな条件でも楽しめるようになっていきます。

次にやること:次回の釣行前に天気・気圧の変化を確認して「今日の水色はどんな状態になりそうか?」を予測してみましょう。そして現場に着いたら必ず水色チェックをする習慣をつけてみてください。その積み重ねが、一年後には大きな差になって返ってきます。

※価格に関する情報は執筆時点の参考価格です。最新価格は各販売サイトでご確認ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

釣り歴15年、九州の堤防と磯がホームの週末アングラー。休日は夜明け前から海にいます。ボウズの日の言い訳は「今日は海と対話してた」。初心者の頃にリールを逆に巻いてラインを鳥の巣にした男なので、つまずくポイントは全部わかります。高級タックルより「安くて釣れる」を探すのが得意技です。

目次