※本記事にはアフィリエイト広告が含まれます。

「冬になったら魚が釣れなくなった…」そう感じて竿を置いてしまうアングラーは少なくないですよね。でもちょっと待ってください。冬こそカサゴとアイナメの穴釣りが熱くなる季節なんです。
水温が下がってアジやサバが沖に落ちる12月〜2月。そのタイミングで根魚たちは岸寄りの根(根魚が好む岩礁や海底の障害物)に張りつき、脂を蓄えながらじっくりエサを待っています。正しい仕掛けとポイントさえ押さえれば、真冬でも連発できる最高のターゲットです。
この記事では、穴釣りの仕掛けの作り方から、冬ならではのポイントの見つけ方、エサの使い分け、釣果を伸ばすちょっとしたコツまで、全部まとめて解説します。
📋 この記事でわかること
- 冬の穴釣りに最適な仕掛けの組み方と必要なタックル
- カサゴ・アイナメが潜む冬のポイントの見分け方
- エサの種類と使い分け・付け方のコツ
- 初心者が陥りがちな失敗と、釣果を上げる実践テクニック
🏆 結論:冬の穴釣りはこれだけ覚えればOK!
仕掛けはブラクリ5〜8号一択、エサはサンマの切り身かシラサエビ。ポイントは「波が当たる消波ブロック帯の影になる側」を狙う。カサゴは1〜2m以内の浅い根の穴、アイナメは少し移動しながら岩盤沿いを丁寧に探るのが基本戦略です。
詳しい仕掛けの組み方・ポイントの見極め方は以下で解説しています。
穴釣りの仕掛け|シンプルだからこそ正確に組む

穴釣りの仕掛けは、釣り全体の中でもかなりシンプルな部類に入ります。でも「シンプル=適当でいい」ではなくて、むしろ要素が少ない分、1つ1つの選択が釣果に直結します。
ブラクリ仕掛けが穴釣りの基本
穴釣りの主役となる仕掛けが「ブラクリ」です。オモリとハリが一体化した仕掛けで、細い穴の奥まで送り込みやすい構造になっています。号数の選び方は以下を参考にしてください。
- 3〜5号:足場が低い堤防や浅い港内。水深1〜3m程度の浅場向き
- 5〜8号:消波ブロック帯(テトラ)や岩礁。水深3〜6m前後。冬の穴釣りはこのレンジがメイン
- 10号以上:水深があるケーソン(防波堤の基礎部分)の切れ目や、潮流が速い場所
冬の穴釣りで使う場面が多いのは5〜8号です。迷ったら6号を数個用意しておけば、ほとんどのフィールドに対応できます。根がかり(仕掛けが底の岩に引っかかること)が多い場所なので、同じものを5〜6個はタックルボックスに入れておきましょう。
ロッドとラインの選び方
穴釣り専用ロッドも販売されていますが、初心者の方はまずある程度硬めの短竿(1〜1.5m前後)であれば十分対応できます。テトラの穴に仕掛けを落とすスタイルなので、長い竿は逆に邪魔になることが多いです。
ラインはフロロカーボン3〜5号をそのままリールに巻くか、PEライン1〜1.5号にフロロのリーダーを組むスタイルが根魚の穴釣りに向いています。根ズレ(ラインが岩に擦れること)に強いフロロカーボンは穴釣りの消耗品的な存在なので、フロロ・ナイロン・PEの使い分け|素材別の特性も参考にしながら、根の多さに応じて号数を選んでみてください。
リールはスピニングリールの2000〜3000番が扱いやすいです。穴釣りは力でゴリ巻きする場面が多いので、ドラグ設定はやや強めにセットしておくのがコツ。ドラグ設定の基本|魚を逃さない締め具合を事前に確認しておくと、バラシを防ぎやすくなります。
ブラクリの下にモエビ袋を追加する応用仕掛け
基本のブラクリ仕掛けに慣れてきたら、ハリの下に小さなスプリットリング(小さな金属リング)を付けて、エダス15cm程度の枝バリを追加する「胴つき1本バリ仕様」に改造すると、底ベタのカサゴと中層を意識するアイナメを同時に狙いやすくなります。
ただし仕掛けが複雑になると根がかりのリスクも上がるので、まず基本のブラクリ単体で穴に慣れることを優先してください。
冬の根魚ポイントの見極め方|どこに潜んでいるか
仕掛けの次に重要なのが「どこを狙うか」です。冬のカサゴとアイナメは行動範囲が狭くなり、特定の好む環境にまとまっています。逆に言えば、そこさえ見つければ高確率で出会えます。
カサゴが好む「穴の条件」
カサゴは動かない魚です。エサが来るのをじっと待つ「待ち伏せ型」の捕食スタイルなので、自分の身を隠せる場所に強くこだわります。
冬に特に有望なのは以下の場所です:
- 消波ブロック(テトラ)の隙間:最も定番。ブロックとブロックの間に縦に落とすイメージで探る
- 港の角や入り口付近の護岸の基礎:岩やコンクリートが不規則に重なっている場所
- 海藻(ホンダワラ・コンブ)が生える岩礁の際:海藻が茂る根の根本付近
- 堤防の際(キワ)の墨藻や貝殻が溜まった底:意外と見落としがちな堤防沿い直下
大切なのは「穴の深さ」より「穴の暗さ」です。日光が差し込みにくい陰になっている穴を優先して狙いましょう。冬の晴れた日は太陽光が低い角度で差し込むので、北向き・東向きの影になる面が特に有望です。
アイナメが好む「地形の条件」
アイナメはカサゴより行動的で、岩盤や砂礫(砂と小石が混じった底質)の上を回遊しながらエサを探します。冬の低水温期でも積極的に動く魚なので、仕掛けを移動させながら探るスタイルが基本になります。
アイナメに有効なポイントの特徴:
- 磯や砂地との境目(地形の変化点):底質が変わる境界線はアイナメの回遊ルートになりやすい
- 海藻帯の端から数m沖側:ホンダワラやアマモが生える海藻帯の外縁部
- 水深3〜10mの岩場混じりの底:カサゴよりやや深いレンジを狙う
- 河口に近い汽水域の石積み護岸:アイナメは比較的塩分濃度が低い場所にも入ってくる
「同じ穴ばかり探る」初心者の失敗
実は私も穴釣りを始めたばかりの頃、「この穴は絶対いる!」と思い込んで同じテトラの穴を30分以上粘り続けたことがあります。結果は何も釣れず、隣で数mずつ移動しながら探っていたベテランさんはすでにカサゴを5匹上げていました。
穴釣りは「足で稼ぐ釣り」です。1つの穴は1〜2分試して反応がなければ即移動。これだけで釣果が大きく変わります。カサゴは穴の中にいればすぐに反応してきます。渋い時間帯でも1分間反応がなければその穴にはいないと判断して次へ移りましょう。

エサの選び方と付け方|根魚の食性を活かす
根魚全般は雑食性が高く、比較的どんなエサにも反応します。ただし冬の低水温期は活性(魚の食い気)が落ちるため、エサの選択と付け方で釣果が大きく変わります。
冬の穴釣りで効果的なエサ3選
① サンマ・サバの切り身
コスパが最高で、冬の脂が乗った切り身はカサゴへの効果が高いです。身と皮が両方つながるよう「L字型」に切ると、ハリへの刺しやすさと耐久性が上がります。皮が白く光るのでアピール力もあります。スーパーで1尾買えば十分な量が用意できるのも魅力です。
② シラサエビ(モエビ)
生きたエビは最強クラスの実績を誇ります。テトラの穴に落とした瞬間にカサゴが飛びつくことも珍しくありません。エビの動きが誘いになるので、スローな冬の根魚の活性を引き出しやすいです。釣り具店で購入できますが、翌日には弱るので使い切りサイズを購入しましょう。
③ イソメ(アオイソメ)
オールマイティなエサで、カサゴにもアイナメにも通用します。ちょん掛け(ハリ先だけに刺す方法)よりも、2〜3cmに切って房掛けにするとボリュームが出てアピール力が上がります。冬は少しエサを大きくするのが基本セオリーです。
エサの付け方と交換のタイミング
エサは「ハリ先が隠れる程度に刺す」のが基本です。ハリ先が完全に出ているとカサゴが飲み込んだ瞬間に違和感でスグ吐き出してしまいます。特に冬は活性が低いので、エサを吐き出すスピードが速い。アタリを感じたら少し送り込んでから合わせるくらいの余裕を持ちましょう。
エサは2〜3投ごとに確認して、白くなったり身が崩れていたら交換します。穴の中はエビやカニが多く、エサだけ取られることも頻繁にあります。「アタリがないな」と思ったらまず仕掛けを上げてエサを確認するクセをつけてください。
釣果を伸ばす冬の穴釣りテクニック
基本を覚えたうえで、もう少し釣果を伸ばすためのテクニックをまとめます。どれも難しいことではないので、現場でひとつずつ試してみてください。
「底トン→シェイク→ステイ」の3ステップ
穴に仕掛けを落としたら、以下の動作を繰り返します:
- 底トン:仕掛けを穴の底まで落とし、着底を確認する
- シェイク:ロッドをチョンチョンと細かく動かして仕掛けを小刻みに揺する(2〜3秒)
- ステイ:完全に止めて10〜15秒待つ。冬はここで食ってくることが多い
冬のカサゴはシェイクで気づき、ステイで食い込む動きをします。「動かし続ける」より「止めの時間を長く取る」のが低水温期のセオリーです。
時間帯と潮のタイミング
冬の穴釣りは満潮前後の2時間が最も活性が上がります。潮が動くことでエサとなる小魚やエビが動き出し、根魚の捕食スイッチが入ります。干潮時は穴の水位が下がって根魚が奥に引っ込んでしまうため、釣り自体が難しくなることも多いです。
時間帯は朝マズメ(日の出前後1時間)が最も実績が高いですが、冬は日照時間が短いため昼間でも十分釣れます。むしろ日が当たり始めた10時〜12時頃にテトラが暖められてくると、表層水温が上がって活性が一時的に上がることも多いです。
カサゴとアイナメで攻め方を変える
同じフィールドでも、ターゲットによって狙い方を微妙に変えるのがポイントです。
カサゴを狙うとき:穴の奥まで仕掛けを確実に入れる。底をとったら動かさず長めに待つ。1つの穴に1〜2分以上粘らない。
アイナメを狙うとき:穴の底だけでなく、岩盤の際を横にトレース(なぞるように移動)する。仕掛けを動かしながら岩と岩の間を点々と探る。アイナメは口が大きいのでエサも大きめにつけてOK。
なお、冬の堤防際には同じく根魚系のメバルも混在していることがあります。メバルは穴よりも少し浮いた棚(タナ)を意識する必要があるので、冬のメバリング入門|低水温期のレンジ攻略も参考にすると、同じポイントで複数の魚種を狙えるようになります。
根がかりを減らす工夫
穴釣りで避けられないのが根がかりです。ブラクリは消耗品と割り切ることも大事ですが、以下の工夫で頻度を減らせます。
- 仕掛けが穴の側面に触れたと感じたらすぐに巻き上げる。放置すると挟まる
- 根がかりしたらラインを真上に引っ張るのではなく、ロッドを横に動かして角度を変えてから引く
- 無理に引っ張ると仕掛けがさらに奥に入る。テンションを緩めてから引き直す
- ブラクリに蛍光色のシリコンチューブを通しておくと、岩への引っかかりが若干減る(針先の保護にもなる)
※価格に言及する際は「価格は執筆時点の参考価格です。最新価格は各販売サイトでご確認ください」の注記を入れています。ブラクリ仕掛けは各種メーカーから展開されており、5〜6個セットで300〜600円前後(Amazon参考価格)で購入できます。最新価格は各販売サイトでご確認ください。
安全に楽しむための冬のテトラ・磯場の注意点

穴釣りの最大の舞台となるテトラや磯は、冬になるほど危険度が上がります。釣果と同じくらい、安全への意識を持っておきましょう。
テトラ上の転倒リスクと装備
テトラポッドは濡れると非常に滑りやすく、冬は苔(コケ)も生えやすいため特に注意が必要です。必ず以下を守ってください:
- フェルトソール付きの磯靴か、スパイクシューズを着用する。スニーカーは絶対NG
- テトラの上では必ずライフジャケット(救命胴衣)を着用する
- 1人での磯・テトラ釣行は避け、必ず2人以上で行く
- 波が高い日(目安:波高1m以上)はテトラに乗らない
低水温でのラインと仕掛けのトラブル対処
冬の朝はラインが硬くなり、スプールへの絡みつき(バックラッシュ)が起きやすくなります。スピニングリールで穴釣りをする場合、スプールのラインを少し少なめに巻いておく(スプールのエッジから2〜3mm下まで)のが冬場のトラブル防止に効果的です。
また、フロロカーボンラインは低温で特にコシが強くなり、ライントラブルの原因になりやすいです。釣り開始前にリールを手で数回回してラインをほぐしておく習慣をつけると、朝一のトラブルを減らせます。
よくある質問(FAQ)
Q. カサゴとアイナメ、どちらが冬に釣りやすい?
初心者が釣りやすいのはカサゴです。テトラや堤防基礎の穴に高密度で生息していて、行動範囲が狭いため「場所さえ合えば必ずいる」という特徴があります。アイナメは引きが強くて魅力的ですが、生息環境が少し限られていて、カサゴより探すのに技術が要ります。まずカサゴを狙いながら経験を積み、アイナメを同時に狙えるようになるのがおすすめの順番です。
Q. 穴釣りに適した水深はどのくらい?
カサゴは水深1〜5mの比較的浅い根で好釣果が出ます。消波ブロックの内側や港内の浅い護岸で十分釣れます。アイナメは水深3〜10mのやや深い岩礁帯を好む傾向がありますが、冬は浅場に上がってくることも多いです。水深2〜4m前後の場所から狙ってみて、釣れなければ少し深い場所へ移るのが効率的な探り方です。
Q. 穴釣りのベストシーズンはいつ?アタリが全然ない日はどうすれば?
カサゴは通年釣れますが、冬(12〜2月)は最も脂が乗って食味が良く、産卵前の荒食いも期待できます。アイナメも冬から春先が最も美味しいシーズンです。アタリが全然ない日は①潮の動きが止まっている(潮止まりの時間帯)、②エサが取られている(確認不足)、③根魚がいないポイントを探っている、の3パターンがほとんどです。潮見表アプリで潮の動く時間を確認しながら、場所を大きく移動してみましょう。
まとめ|冬の穴釣りはシンプルな仕掛けと「移動」が勝負
冬のカサゴ・アイナメ穴釣りのポイントをまとめると、以下のとおりです:
- ✅ 仕掛けはブラクリ5〜8号がメインで、根がかり対策に予備を多めに用意する
- ✅ フロロカーボン3〜5号を使って根ズレ対策を万全に(PEラインにリーダーを組む方法でもOK)
- ✅ カサゴは「暗い穴・動かさずに待つ」、アイナメは「岩盤沿いを移動しながら探る」
- ✅ エサはサンマ切り身・シラサエビ・イソメの順でまず試す。冬はエサを少し大きめに
- ✅ 1穴1〜2分で見切る「移動を繰り返す戦法」で釣果が変わる
- ✅ 満潮前後2時間と朝マズメが最も活性が高い時間帯
- ✅ テトラ釣行は必ずライフジャケットと磯靴を着用する
次にやることとして、まずはブラクリ仕掛けを数個まとめて購入しておきましょう。消耗品なので多めに持っておくほど安心です。そして近場の港や堤防のテトラを下見して、「どこに穴があるか・波の当たる向きはどちらか」を確認してから釣行するだけで、初日から釣果が変わります。
タックルをまとめて揃えたい方は、リール選びの際に番手の選び方完全ガイド|1000番〜8000番の使い分けも参考にしてみてください。穴釣りには2000〜3000番のスピニングリールが最もバランスよく使えます。
冬の堤防は人が少なく、穴釣りを独り占めできる最高の季節です。ぜひ出かけてみてください。
🏆 まとめ:迷ったらブラクリ6号+サンマ切り身で始めよう!
仕掛けがシンプルで根魚の反応が早い穴釣りは、冬の釣りの中でもっとも「釣れる」実感を得やすい釣り方です。テトラの穴に仕掛けを落としてすぐにガツンとアタリが来る感触は、一度味わったら冬の定番釣りになるはずです。
