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「胴付き仕掛けって高くね?」って思ったことありませんか。市販の胴付き仕掛けは1セット200〜400円くらいするものが多くて、根掛かりで一発でなくしたときのダメージが地味に大きいんですよね。
実はちょっとした道具と材料さえ揃えれば、1セットあたり50円以下で自作できます。しかも自分で作ると枝針の本数や間隔、針の種類を自由に調整できるので、釣り場に合わせた仕掛けが使えるようになります。この記事では胴付き仕掛けを初めて自作する人でも迷わないように、材料の選び方から完成までの手順を順を追って解説します。
📋 この記事でわかること
- 胴付き仕掛けの自作に必要な材料と初期コスト
- 初心者でも失敗しない結び方・手順
- 枝針の間隔・長さの決め方(魚種別の目安)
- ロストしてもへこまない「量産」のコツ
🏆 結論:材料費300円以下でスタートできる!
道糸・ハリス・針・サルカン・オモリがあれば胴付き仕掛けは作れます。初期投資は材料まとめ買いで1,000〜2,000円程度ですが、1セットあたりのコストは30〜50円まで落とせます。結び方はユニノット1種類をマスターするだけでほぼ対応できるので、難しく考えなくて大丈夫です。
以下で手順をステップ形式で丁寧に解説しているので、材料を用意しながら読み進めてみてください。
胴付き仕掛けとは?仕組みを30秒で理解する
まず仕掛けの構造を頭に入れておきましょう。胴付き仕掛けは、幹糸(みきいと)と呼ばれるメインの糸から、短い枝針(えだばり)が複数横に出ている形の仕掛けです。オモリは仕掛けの一番下に付けて底を取り、枝針に付けたエサで魚を誘います。
防波堤のメバルやカサゴ、船のキス・カレイ・アジなど幅広い魚種に対応できる万能仕掛けで、仕組みがシンプルなぶん自作もしやすいのが特徴です。ちょい投げ仕掛けの基本|天秤とオモリの選び方でも触れていますが、底付近を効率よく探れる点が胴付きの強みで、根魚(ロックフィッシュ)狙いでは特に出番が多い仕掛けです。
作り方の流れをざっくり言うと、
- 幹糸を必要な長さにカット
- 上端にサルカン(ヨリモドシ)を結ぶ
- 枝針を作って幹糸に結び付ける
- 下端にオモリ用のスナップ(またはオモリ直結)を結ぶ
これだけです。材料が揃っていれば、慣れた人なら10分以内で1セット完成します。

必要な材料と道具|初期コストの目安
「どこで買えばいいの?」という疑問も含めて整理します。基本的には釣具店でも揃いますが、まとめ買いするならAmazonや楽天のほうが断然安くなります。
幹糸(メインライン)
ナイロン3〜5号を使うのが定番です。3号は堤防の小物〜中型魚向け、5号は船釣りや大型魚を狙うときに使います。100m巻きが400〜600円程度で買えるので、1セットあたりのコストは10円以下になります。
フロロカーボンを使う人もいますが、扱いやすさと価格のバランスを考えると初心者はナイロンがおすすめです。張りがあって結びやすく、仕掛け作りがしやすいという利点もあります。
枝針用ハリス
ターゲットよりも細い糸を使います。幹糸4号に対してハリスは2〜3号が基本の考え方です。根掛かりや魚に走られたとき、幹糸より先にハリスが切れるようにすることで仕掛け全体をなくさずに済みます。
ハリスもナイロンかフロロカーボン(通称フロロ)を使います。フロロは根ずれに強く、水中での視認性が低いので食いが渋いときに有利です。フロロの1.5〜3号、50m巻きが500〜800円程度で入手できます。
針
狙う魚に合わせて選びます。
- メバル・カサゴ:流線針やチヌ針の3〜5号
- キス:キス専用針やハゼ針の7〜10号
- アジ:袖針やアジ針の6〜10号
- カレイ:流線針の13〜15号
100本入りで300〜500円ほど。1本4〜5円です。
サルカン(ヨリモドシ)
道糸と幹糸をつなぐためのパーツ。糸よれを防いでくれます。サイズは幹糸の号数に合わせて選びます(幹糸3〜4号なら7〜10番が無難)。50個入りで200〜300円程度です。
オモリ・スナップ付きオモリ
底を取りやすいナス型オモリかロケットオモリを使います。号数の目安は「水深(m)÷3」号で計算するとわかりやすいです。たとえば水深6mなら2号前後。根掛かりが多い場所ではスナップ付きにしてオモリだけ交換できるようにするのが便利です。
材料費まとめ(目安)
| 材料 | 初期購入費用 | 1セットあたり |
|---|---|---|
| 幹糸(ナイロン4号 100m) | 約500円 | 約5円 |
| ハリス(フロロ2号 50m) | 約600円 | 約8円 |
| 針(100本入り) | 約400円 | 約15〜20円(3本使用) |
| サルカン(50個入り) | 約250円 | 約5円 |
| オモリ(10個入り) | 約300円 | 約30円 |
| 合計 | 約2,050円 | 約50〜65円 |
※価格は執筆時点の参考価格です。最新価格は各販売サイトでご確認ください。
初期投資は必要ですが、2回分の釣行で元が取れる計算です。以降はランニングコストが激安になります。
道具(針結び器があると圧倒的に楽)
最低限あればいいのはハサミだけです。ただ、針結び器(ハリ結び器)を1つ持っておくと、針のチモト(針の上部)に糸を結ぶ作業が10倍楽になります。800〜1,500円程度で入手できて、一度買えば長く使えます。これは早めに買っておくことをおすすめします。
胴付き仕掛けの作り方|ステップ別に解説
ここからが本番です。枝針が3本の胴付き仕掛け(オーソドックスな堤防用)を例に手順を解説します。
ステップ1:全体の設計を決める
作る前に以下の3点を決めておくと、作業がスムーズになります。
- 仕掛け全体の長さ:堤防用なら50〜80cm程度が扱いやすい。船釣りなら1〜1.5m
- 枝針の間隔:10〜20cm程度が基本。狙う水深に合わせて広げるか狭める
- 枝針の長さ(ハリスの長さ):5〜15cm。長いほどエサが自然に漂う動きになる
初めて作るなら「全長60cm・枝針間隔15cm・枝針ハリス長10cm・針3本」をまず試してみてください。これが一番バランスが良くて使いやすい標準型です。
ステップ2:幹糸を切る
設計した全長より少し長め(10〜15cm余裕を持たせる)に幹糸を切ります。結びしろが必要なので、出来上がりよりも短くなることを見越しておくのがポイントです。
ハサミでまっすぐ切ること。斜めに切ると糸がほつれやすくなります。
ステップ3:上端にサルカンを結ぶ
幹糸の上端にサルカンをユニノットで結びます。ユニノットの手順は以下のとおりです。
- 糸をサルカンの輪に通して折り返す(折り返した長さ:約15cm)
- 折り返した部分で輪を作り、その輪の中に糸端を4〜6回くぐらせる
- 糸の両端を持ってゆっくり引っ張り、結び目を締める
- 余分な糸端をハサミで切る(2〜3mm残す)
締めるときは糸を濡らしてから引っ張るのが基本です。乾いたまま締めると摩擦熱で糸が弱ります。唾液や水で濡らす癖をつけてください。
ステップ4:枝針を作る
これが一番時間がかかる工程ですが、慣れれば1本3〜5分でできます。
- ハリスを枝針ハリス長より少し長めに(結びしろ含め+10cm程度)切る
- ハリスの一方に針を結ぶ(外掛け結びまたは内掛け結び)
- もう一方の端を幹糸に結ぶ(この手順はステップ5で解説)
針の結び方は外掛け結びが初心者向けです。針のチモト(輪)に糸を5〜6回巻き付けて締める方法で、針結び器を使えば失敗が少なくなります。
⚠️ 失敗あるある:枝針が幹糸に絡む問題
枝針を長くしすぎると、キャストのたびに幹糸に絡んでグシャグシャになります。はじめて作ったとき、枝針を20cm近くにしたら絡まくりで釣りにならなかった経験があります。枝針は10cm以内に抑えるのが基本。釣り場でどうしても長くしたい場合は13〜15cmが上限と考えておいてください。
ステップ5:枝針を幹糸に結ぶ(枝針の取り付け)
胴付き仕掛けの自作で一番のポイントがここです。枝針を幹糸のどこかに固定する必要がありますが、いくつかの方法があります。
方法①:固定ノット(直結)
最もシンプルで強度が高い方法。幹糸を指定の位置で折り返し、そこにハリスの端を一緒に結ぶ「エダスノット(胴付き止め結び)」を使います。
- 幹糸を枝針を付けたい位置で2本に折り、輪を作る
- その輪にハリスの端を通して、幹糸・ハリス合わせて3〜4回巻き付ける
- ゆっくり締め込む
方法②:チチワ結びでループを作る
幹糸にあらかじめチチワ(小さな輪)を作っておき、そこに枝針のハリスを結ぶ方法。枝針の交換が楽なので、入門者にはこちらもおすすめです。
- 枝針を付けたい位置の幹糸を折り返して輪(チチワ)を作り、3〜4回ひねる
- できた輪を締めてチチワを固定
- チチワにハリスの端をユニノットで結ぶ
どちらの方法でも問題ありませんが、初めて作るなら方法②のチチワ方式が作業のイメージがつかみやすくておすすめです。
ステップ6:下端にオモリを取り付ける
幹糸の下端にスナップサルカンを結び、そこにナス型オモリを付ければ完成です。スナップを使うとオモリの号数を現場でさっと交換できるので便利です。
スナップサルカンもユニノットで結べばOK。これで3本針の胴付き仕掛けが完成しました。

魚種・釣り場別のセッティング目安
仕掛けの基本構造は同じでも、狙う魚や釣り場によってセッティングを変えると釣果が変わります。主なパターンをまとめました。
防波堤のメバル・カサゴ(根魚)
- 幹糸:ナイロン3〜4号・全長40〜60cm
- ハリス:フロロ1.5〜2号・長さ7〜10cm
- 針:流線針4〜6号またはチヌ針2〜3号
- オモリ:3〜5号(根掛かりが多い場所は軽めに)
- 枝針本数:2〜3本
根魚は底付近に張り付いているので、仕掛けは短めにして底を素早く取ることを意識します。枝針の間隔も10〜15cmで十分です。
ちょい投げのキス・ハゼ
- 幹糸:ナイロン3〜4号・全長60〜80cm
- ハリス:フロロ1〜1.5号・長さ8〜12cm
- 針:キス針7〜9号またはハゼ針7〜8号
- オモリ:5〜10号(投げる距離に合わせて調整)
- 枝針本数:2〜3本
キスは広範囲を探るのでちょい投げとの相性がいいです。ちょい投げ仕掛けの基本|天秤とオモリの選び方で詳しく解説していますが、胴付きスタイルはシンプルで絡みにくく、初心者にも使いやすいと評価されています。
堤防・船のアジ・サバ
- 幹糸:ナイロン4〜5号・全長80〜120cm
- ハリス:フロロ2〜3号・長さ10〜15cm
- 針:アジ針8〜10号または袖針8〜10号
- オモリ:10〜20号(船釣りは指示ダナに合わせる)
- 枝針本数:3〜5本
アジの群れに当たったとき、多点掛けできるように枝針を多めに付けておくと釣果が伸びます。ただし、扱いに慣れないうちは3本から始めたほうが絡みのトラブルを減らせます。
量産と管理のコツ|まとめ作りで現場ロスを防ぐ
せっかく自作するなら一気に複数本作ってストックしておきましょう。釣り場で根掛かりしてもサッと交換できるようになると、釣り時間が圧倒的に増えます。
まとめ作りの効率化
作業を分けて「流れ作業」にするのが効率的です。
- まず幹糸を必要本数分カットしてまとめる
- 次にサルカンを全部結ぶ
- 枝針を全本数まとめて作る(針結び器を使うと速い)
- 枝針を幹糸に順番に結んでいく
一度の作業で10本まとめて作れば、1本あたりの作業時間は5〜6分まで短縮できます。
仕掛け巻きで収納・管理
完成した仕掛けは仕掛け巻き(ハリス巻き)に整理して収納します。100〜200円程度で釣具店に売っていて、複数の仕掛けをコンパクトにまとめておけます。市販品のパッケージを再利用する人もいますが、専用の仕掛け巻きが長持ちして絡みにくいのでおすすめです。
仕掛けの管理がしっかりできていると、釣行後のメンテナンスも楽になります。釣行後の道具の手入れ|塩抜きの手順とタイミングで詳しく解説していますが、使用後の仕掛けは真水で洗って乾燥させることで寿命がぐっと延びます。自作仕掛けも同様で、再利用できるものは手入れして大切に使いましょう。
仕掛け巻きへの正しい巻き方
- サルカン側から始め、幹糸をテンションをかけながら巻く
- 枝針は折り曲げないよう注意しながら一緒に巻き込む
- 針先は仕掛け巻きのスポンジや溝に刺して固定
- 仕掛けの種類・作成日・号数をテープやタグでメモしておく

よくある質問(FAQ)
Q. 初心者でも結び方は覚えられますか?
大丈夫です。胴付き仕掛けの自作に必要な結び方は基本的にユニノット1種類と外掛け結び(針に糸を結ぶ方法)の2種類だけです。どちらも動画で手順を確認しながら5〜10回練習すれば、ほとんどの人が習得できます。
最初は糸が細く手が滑ることがありますが、糸を常に濡らした状態で扱うことを意識するだけでかなり作業しやすくなります。針結び器も合わせて用意しておくと成功率がグッと上がります。
Q. 市販の仕掛けと自作品、強度に差はありますか?
材料のグレードと結び方さえしっかりしていれば、強度で劣ることはほぼありません。むしろ市販品は工場での大量生産ゆえに結び目の品質にばらつきがあることもあります。自作品は自分で一本一本確認しながら作れるぶん、品質を管理しやすいとも言えます。
ただし、糸が古くなったり紫外線にさらされると強度が落ちます。釣り具の買い替え時期|寿命のサインでも解説していますが、ライン(糸)は定期的に交換することが大切です。特にハリスは毎釣行後に目視・指で触れて確認し、キンクや毛羽立ちが出たら迷わず新しいものに替えましょう。
Q. 作った仕掛けはどのくらい保管できますか?
適切に保管すれば1〜2年は問題なく使えます。劣化を防ぐためのポイントは3つ。①直射日光を避ける、②湿気の少い場所で保管する、③塩水で使用した後は真水で洗って乾燥させてから収納する。これを守るだけで品質がかなり長持ちします。
逆に屋外の車のトランクなどに入れっぱなしにすると、高温・紫外線でナイロン糸が急速に劣化します。使用前には必ず糸の状態をチェックする習慣をつけましょう。
まとめ|自作胴付き仕掛けで釣りコストを半分以下に
胴付き仕掛けの自作は、釣りを本格的に楽しむ上でコストパフォーマンスと自由度の両方を手に入れられる最強の選択肢です。要点を整理します。
- ✅ 材料費は初期2,000円以内・1セットあたり50〜65円まで抑えられる
- ✅ 必要な結び方はユニノット+外掛け結びの2種類だけ
- ✅ 枝針ハリスは10cm以内に抑えると絡みトラブルが減る
- ✅ 締め込む前に必ず糸を濡らす(これだけで強度が変わる)
- ✅ まとめ作り+仕掛け巻き収納でロストしても即対応できる
- ✅ 使用後は塩抜きして乾燥させれば長期保管できる
次にやること:まずはAmazonや楽天で幹糸(ナイロン4号)・ハリス(フロロ2号)・針(流線針または袖針)・サルカン・ナス型オモリをまとめて注文してみてください。全部揃えても2,000円前後で収まります。釣り場に行く前夜に5本まとめて作ってストックしておけば、次の釣行からロストへのストレスが驚くほど減りますよ。
